初心者が3DCG制作してみた

Blender (ブレンダー)は、3DCG制作、2Dアニメーション制作等のための総合環境アプリケーションです。オープンソースであるため、誰でも無料で本格的な3DCGを制作することができます。

昨年話題になった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でも一部のCGをBlenderで作成し、レンダリングまで行っているとのことです。映画のような大きなプロジェクトでも無料のソフトが使用されてるというのは、Blenderの信頼度の高さと機能の幅広さが伺えます。

一般的なCG制作で必要な工程は全てBlenderでまかなえてしまいます。

具体的にどんなことができるのか、以下に列挙してみました。

上記の他にも幅広く機能をカバーしています。

上で挙げたことの内、モデリング・マテリアル編集・ライティング・レンダリングの機能を使って3DCGをいくつか制作してみました。

制作の際はオブジェクトモード (ざっくりとした編集)と編集モード (より細かい編集)を切り替えながら制作しますが、便利だなとら思ったのが編集モードで使用できるループカット。

写真などに区切りを入れることで面を出っぱらせたり引っ込めたりすることができ、それだけでリアルな背景を作ることもできます。さらにそこにマテリアル編集にて光沢感などを調整すると簡単ながらも本格的な3Dになります。

実際にループカットとマテリアル編集を使用した作品が以下です。ガラスの部分に反射しているような加工を加えています。

また実際にBlenderを触ってみて感じたのはショートカットの重要性です。機能が多い分ショートカットもかなり多いですが、効率的に作業するには必須になるので主要なものから徐々に覚えていきたいですね。

以下に代表的なショートカットを自分の備忘録の意味も込めていくつか挙げておきます。

プロフェッショナルな現場でも活躍しているBlender。メタバースなどへの期待の高まりもあり、今後より一層活用の場が増えていくのではないでしょうか。無料で始められるという手頃さから、今のうちにこういったスキルを身につけて対応の幅を広げておくのも一手だなと思います。

私も引き続き学習を進めていきたいです。